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Mary Shelley (2)

1816年6月、メアリ・シェリーが「フランケンシュタイン」を書き始めたとき、
彼女は18歳、駆け落ち中。(キャッチフレーズみたいですが)

1817年5月に書き上げるまでの間にはいろんなことが起きる。
仲の良かった父親違いの姉ファニ(Fanny)の自殺、
駆け落ち相手パーシー・シェリー(Percy Shelley)の妻ハリエット(Harriet)の自殺。
駆け落ち中でありながら、2人の子どもを出産。一人目の女の子は早産で、まだ名前もつけられていない間、12、3日後に亡くなっている。2人目の子どもは男の子でWilliam。
メアリの父と同じ名前でもあるし、「フランケンシュタイン」の最初の犠牲者であるヴィクター・フランケンシュタインの弟の名前でもある。

メアリは1797年8月30日にロンドンで生まれた。
父親は『政治的正義』などを書いたウィリアム・ゴドウィン(William Godwin)、
母親はフェミニストの先駆者とも言われるメアリ・ウルストンクラフト(Mary Wollstonecraft)。
母親はメアリの出産が原因で10日後に亡くなる。
その後、ゴドウィンはウルストンクラフトの前の恋人との間の子ファニ・イムレイ(Fanny Imlay)とメアリを育てるのだが、メアリが4歳のときにご近所のメアリ・ジェイン・クレアモント(Mary Jane Clairmont)と結婚する。(メアリが多すぎ!)
この新しい母親には二人の子どもがいて、そのうちの一人がクレア(Claire)、のちにバイロンとの子ども アレグラAllegra を出産する。
メアリは10代になってから、家に出入りしていた詩人パーシー・シェリー(Percy Shelley)と恋に落ちる。パーシーには妻がいるので、駆け落ち~となったわけだ。
そのとき、クレアも連れて行くのがわけわからない。

間があくと思いますが、Mary Shelley まだ続きま~す。

それからはスープのことばかり考えて暮らした

いい本に出会ってしまった。

こうなると、この作者の本をたくさん探すだろな、
クラフト・エヴィング商會の本もたくさん探すだろうな。

「それからはスープのことばかり考えて暮らした」のことを考えてばかりの暮らしになっていたと思っていたのに、よく考えるとそんなに長いことそうしていたわけではなかった。
ゆっくり時間が流れたように、錯覚していた。
爽やかで、ちょっとぼやっとした気分を楽しみました。


それからはスープのことばかり考えて暮らしたそれからはスープのことばかり考えて暮らした
(2006/08)
吉田 篤弘

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Mary Shelley (1)

ハロウィンの重要なキャラクターはなんといっても、カボチャのお化け提灯(Jack-o'-lantern)だと思うが、フランケンシュタインもよく登場するキャラクターのようだ。
しかし、フランケンシュタインというのはその怪物を作った人物の名前であって、
あの怪物(Monster)あるいは創造物(Creature)の名前ではない。

『フランケンシュタイン』(Frankenstein: or, The Modern Prometheus)はメアリ・シェリー(Mary Wollstonecraft Shelley)によって、1818年に出版された。
SF小説の走りと言われることもあるし、映画で印象づけられて以来、一般化された怪物のおどろおどろしいイメージから、こわ~い話と思われているようでもある。
でも、ただそれだけの話ではない。

当時の女性の立場、そしてそこに生きるメアリ・シェリー自身のことを考えると、怪物がその時代における女性の立場、あるいはメアリを投影しているのではないかと思いながら読むと、さらにおもしろい。深読みって楽しい!

何回かに分けて、(でも続けてじゃなくて)作者メアリ・シェリーについて書いてみようと思います。

彼女の人生と『フランケンシュタイン』との関係に興味を持ってくださる方が、
ひとりでも多くなるとうれしいです。

Frankenstein: The 1818 Text Contexts, Nineteenth-Century Responses, Modern Criticism (Norton Critical Editions)Frankenstein: The 1818 Text Contexts, Nineteenth-Century Responses, Modern Criticism (Norton Critical Editions)
(1996/04)
Mary Wollstonecraft ShelleyJ. Paul Hunter

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こちらは少し改訂された1831年版を翻訳したものです。
フランケンシュタイン (創元推理文庫 (532‐1))フランケンシュタイン (創元推理文庫 (532‐1))
(1984/01)
森下 弓子Mary Shelley

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伊丹十三

最初に伊丹十三さんに興味を持ったのは、俳優としてでも、映画監督としてでもなく、
エッセイストとしてでした。

そのむかし、地元の普通の公立高校に通っていたので、
大学入試の一次試験が終わってから二次試験を受けるまでの数ヶ月間、
音楽専攻で受験する少数派の私には、受けなくてはいけない授業がありませんでした。
それでも学校には行かなくてはいけないので、音楽室にも顔を出していたのですが、
何かと言い訳を見つけて学校の図書館でひたすら本を読んでいました。
そのときに出会ったのが、伊丹十三さんのエッセイでした。

最初に読んだのがこれ。

女たちよ! (新潮文庫)女たちよ! (新潮文庫)
(2005/03)
伊丹 十三

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ちょっと女性を小馬鹿にしているところもあるのに、ヨーロッパやそれにつながる知的な世界にあこがれていた私は、インテリジェンスあふれる内容にとてもひきつけられました。


伊丹十三記念館にはぜひ一度訪れてみたいと思っています。
以前つのだたかしさんの記事でご紹介した中村好文さんが設計されているのも魅力の一つ。
今、ほぼ日刊イトイ新聞で特集をしています。




希望をはぐくむ 日々の食卓

希望をはぐくむ 日々の食卓希望をはぐくむ 日々の食卓
(2008/11/13)
グラフマーケット

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書店で偶然、目にした。
わー、大野八生さんがイラストを描いている。
辰巳芳子さんの重みのある言葉と大野さんの絵。手元に置きたい本だ。
欲しい気持ちをぐーっとこらえて、ネットで図書館の蔵書を検索。
なかった。あぶない。