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Once ダブリンの街角で

こないだの金曜は、夜の仕事がキャンセルとなって思いがけず時間ができたので、DVD を借りにいった。そこでうっかり「店内のDVD すべて5本で1,000円!」という張り紙を見つけてしまったのが運の尽き。
睡眠不足の一週間となった。(反省)

1本は子どもたちと観るため、1本は夫の好み。
のこり3本が私の好み。(一様、夫にも了解を得て)といっても、内容は詳しくは知らないけれど、ある素敵なブログで紹介されていて観たくなった。その3本のうち、図らずも2本がパイとウェイトレスがキーワードみたいだったのがおもしろい。

もう1本が音楽を主題にしたこの映画『Once ダブリンの街角で』
ONCE ダブリンの街角で デラックス版 [DVD]ONCE ダブリンの街角で デラックス版 [DVD]
(2008/05/23)
グレン・ハンサードマルケタ・イルグロヴァ

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これがとっても素敵だった。画面の中の人々はとても自然で、普通に生きている人たちのドキュメンタリー映画みたいに感じる。でもドキュメンタリーにするほどの大事件も起きない。一歩間違うと、退屈な映画になるのかもしれない。でもちょっとした出来事がとてもチャーミングに描かれている。

音楽が素敵で、登場人物が普通で、ほんとっぽい。
がつがつしていない、ひたむきに生きている姿が素敵なのかもしれない。
悪人がいないというのも気持ちがよかった。



ここからはネタバレです。この映画を観ていない人にはおすすめしません。


長くなると思います。一つ一つのエピソードがいいので。

ただの日常のひとこまなのに、最初からどうなるんだろうとハラハラしてみる。

主人公の男性が、通りでギターを弾きながら歌っているシーン。
不審な男が現れて、近くで靴紐を結び始める。男性はギターケースに入っているお金を盗まれるのではないかと警戒する。すると、その不審な男はギターケースにお金を入れる。でも結局はお金の入ったギターケースごと持って逃げる。追う男性。ついに力つきて、逃げた男は男性に追いつかれる。そして、ちょっとした身の上話をするところもとても自然。そして男性は男に5ユーロ渡す。こう書くと不自然だが、とても自然な流れ。

この調子で書いていると永遠に終わらないので。なるべく簡単に書きます。

主人公の男性が夜、通りで歌っているシーン。
主人公の女性登場。詮索好きで、男性が煙たがっているのがいい。
男性が掃除機修理の仕事をしているのを知って、女性は翌日に修理してもらう約束を取り付ける。

翌日女性は掃除機を持ってくるが、男性は持ち帰らないと修理できないのでいっしょに店まで行くことにする。そのとき、掃除機をゴロゴロを引っ張っていく姿が、ペットの犬を連れているみたいで楽しい。

男性の働く店(父の店)に行く途中、女性がいつも、店の休憩時間にピアノを弾かせてもらっている楽器店に行く。
そこで、男性の曲をいっしょに弾くシーンが素敵!
壁にヴェルディとモーツァルトの肖像画が貼ってある。ヴェルディの命日(1月27日)とモーツァルトの誕生日が同じというのは偶然か。

男性の店に行く途中のバスの中で、女性は男性の昔の彼女のことを尋ねる。男性がそれを即興の歌で答えるシーンがとっても好き!

ああ、やっぱり長くなる、後ちょっとにします。

音楽仲間の家でのディナーパーティらしきシーンと、バイクで丘の上に行ったところのシーン好き。

それから、女性がチェコ語で答えて男性がわからなかったフレーズは、No, I love you.だったらしいです。http://www.imdb.com/title/tt0907657/faq#.2.1.1
そのときの二人の表情、好き

Comment

私も去年この映画観たので、実に興味深く記事読ませていただきました!ヴェルディの命日とモーツァルトの誕生日って同じだったんですね。気づいていらっしゃるところとても尊敬します。あのふたりで演奏する場面素晴しかったですよね。ふたりがハモった瞬間に私はあの映画にすっかり心を奪わました。

あのチェコ語の答えがそういう意味だったこともまったく知りませんでした。あのふたり本当に素朴で素敵でしたよね。

なんか延々と語ってしまいそうですが、このへんで我慢しておきます。他の記事にも全部コメントさせていただきたいくらいなんですよ。。。私はド素人なのですが合唱やってます。夢の夢だったバッハのロ短調ミサ曲を一度だけ歌いました。mitkaffeeさん歌っていらっしゃるんですね。とってもうらやましいです。私もできることならもう一度歌いたいです。

長々とごめんなさい。これからもどうぞよろしくお願いします!

rbhhさん、コメントありがとうございます!
「ある素敵なブログ」というのはrbhhさんのブログのことなんですよ。おかげで昔、映画をたくさん観ていたときの自分(ものの見方とか)に戻れた気がしてとってもうれしかったんです。それでいろいろDVD を借りました。(パイとウェイトレスの2本の映画もrbhhさんの影響です!)

ヴェルディの命日は、たまたま少し前に読んだシミオナートについての本に、彼女がヴェルディの作った『音楽家の憩いの家』友の会の会長をしていたときのことが書いてあって知ったんです。それまでは知りませんでした。

>ふたりがハモった瞬間に私はあの映画にすっかり心を奪わました。
わ~、その言い方いいですね。私も心を奪われました!

> 他の記事にも全部コメントさせていただきたいくらいなんですよ。。。
ものすごくうれしいです。お時間がありましたら、気が向いたときにどうぞコメントしてください。

rbhhさんが合唱のこと書かれているの読ませてもらって、勝手に共通点を見いだしてワクワクしました。そちらは本場ですから、きっとまたロ短調ミサ歌う機会があると思いますよ。
長いコメント、大歓迎ですよ。これからもよろしくお願いします。

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