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大曲本番終了

大曲の本番が終わりました。
この合唱団に入れてもらえてよかったと思うことは常々ありますが、今回は今まで以上に厳しい中で、至福の時を過ごすことができました。
最初にこの曲を聞いたときは、うっわ~、暗い! と否定的に受け止めたのですが、こんな大曲を、すばらしい合唱指揮の先生に指導していただき、そして私たちの町の誇るオーケストラと世界的なマエストロの指揮で本番を迎えたことはすばらしい体験でした。

マエストロはとても厳しい指導で知られているらしく、合唱指揮の先生からもリハーサルで上手くいかなかったら、ひとリずつ歌わされること、だめな人はその場で退場させられる可能性があることを聞いていました。もう、こわい~という気分を通り越して、だめだったら仕方がないと覚悟を決めてリハーサルに望みました。

まず、ピアノプローベ(ピアノ伴奏でのリハーサル)がありました。マエストロはgood とか、okay とかの連続で、いくつか注意点はあったもののスムーズに練習は終了。ちょっと拍子抜けなくらいでした。すでに日本でいくつかの公演をこなしていらっしゃるし、きっとお疲れなのだろう、明日のオケとのリハーサルで、はい、退場と言われたらもっとはずかしいなあと不安は膨らみました。

オケとのリハーサルは二日間。本番が近づくにつれて、マエストロはだんだん若返り、厳しくなっていきました。それでも一人ずつ歌わされることはなく、本番当日のリハーサル、いわゆるゲネプロでは、ほんのちょっとそれぞれの曲の出だしを中心に確認した程度。パートによっては、注意もありましたが、私が気になっていたところは練習がなく、good, good の連続。返って恐さがつのりました。

そして迎えた本番。このときのマエストロは一番厳しかった! 
でもゲネプロで注意されたところが上手くいったとき等、満面の笑みで表現してくださって、お互いのアイコンタクトはばっちり。私自身の反省点は毎回のごとく山積みなのですが、合唱すばらしかった! 緊張感の中で、ものすごくマエストロに集中して、みんなで歌い上げる喜びにひたることができました。自分の文才のなさのため、上手く表現できないのですが、とにかく感動しました!
演奏が終わって、オケが退場すると、三々五々とお客さんは帰っていかれる訳ですが、合唱団が退場するときまで、ずっと拍手で見送ってくださった方々がたくさんいらしたのがとてもうれしかったです。
それから、オケはいつものようにすばらしく、歌のソリストと絡む楽器ソロの出番もいくつかあってとても楽しめました。残念ながら、歌のソリストは今回、オケを挟んで指揮者の隣で歌っていて(当然客席をむいて)、合唱団の位置からはよく聞こえませんでしたが、きっと客席には素敵に響いていたことでしょう。

合唱団の打ち上げ。なんとマエストロもソリストのみなさんも参加してくださいました! 激しい写真大会になりましたが、マエストロは終始ご満悦で、合唱指揮者にも心からの賛辞を述べられていました。

さて、話は前後しますが、練習のときのことを振り返ってみます。
マエストロのこの曲に対する解釈は昔のCD とは全然違うからねと合唱指揮の先生から聴いていましたが、幸運にも合唱団員で、マエストロの一番新しいCDを持っている方がいて、事前に聞くことができて大部助けられました。もともと、この楽曲自体難しい上に、とにかくテンポが速い! 歌心を持って歌わなくてはいけないのだが、それに溺れないようにシャキシャキとテキパキと器楽的に歌わなくてはいけない。とても難しかったのですが、テンポ、解釈はほとんどこのCD と同じでとても助けられました。パート練習のとき、難しい曲にヘトヘトになったときは、まさかこんなに速くはないだろうと楽観的に解釈した日もありましたが、第1部の5曲目Et in terra pax はCD より速くてドキドキでした。

練習を始めたとき、現代音楽ではなく、バロック音楽なのに
なんて音取りが難しい曲なんだろうと思ったものです。他のパートと合わせてみると、ちゃんと音取り出来ていたと思ったところがあやしくなってくる。出来るようになると、難しかったところの方が音がバシッと決まるようになる。余裕がでて来て、他のパートのテーマを聴きながら自分のパートの役割を考えつつ歌う努力を始める。声のコントロールが難しいところが顕著になってくる。楽譜は手にもって歌っていいのだが、暗譜をしなくてはいけなくなる、この長い曲を!そしてまた上手くいかないところ発覚 . . . とこんなことの繰り返しでした。

体力があるうちにまたこの曲を歌いたいです。

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